大阪あそ歩とは?

「大阪あそ歩」は、2008年10月、大阪コミュニティ・ツーリズム推進連絡協議会(大阪市、大阪商工会議所、大阪観光コンベンション協会=現・大阪観光局、その後、大阪あそ歩委員会が加入)の発足と同時にスタートしました。大阪には多くの「まち」がありますが、それらの魅力を市民の手で発信していくのがねらいです。手段は「まち歩き」と「まち遊び」。これらによって、大阪のそれぞれの「まち」の歴史や風土を知り、そこに住む人々の生活の機微に触れ、それらこそが大阪の本来の魅力であることを再確認し、それらを楽しみ、そして発信しようとしたのです。
 「大阪あそ歩」は、発足以来「大阪は、まちがほんまにおもしろい」をキャッチフレーズにしています。大阪は産業一辺倒のまちで、奈良や京都に比べて歴史がないと誤解している人は非常に多くおられます。ところが、大阪はざっと1500年もの歴史をもつ都市ですから、奈良や京都よりも古い歴史をもっています。しかも、この1500年間、このまちの文化や産業や自治秩序を担ってきたのは、いつも私たちと同じフツーの人々。いわば町人。毎日をなんとかやりくりしながら生きている町衆、わかりやすく言えば庶民、おっちゃん、おばちゃん、にいちゃん、ねえちゃんです。そこには常に人間臭い葛藤が漂い、喜怒哀楽が累々と積み重ねられてきました。1500年もの長い歴史に町衆が試行錯誤を繰り返して、いまなお活力を失わない大都市である大阪。こんな大阪を私たちはとても誇りに思っています。そんな大阪の「まち」がおもしろくないわけがありません。そこには奇想天外な庶民の知恵があり、自由奔放な生き様があります。「大阪あそ歩」は、そんな大阪をもっと知り、もっと楽しもうとするものです。
 現在、「大阪あそ歩」には150の基本コースがありますが、それは150の「町衆のまち」があり、それらすべてに豊かな人間ドラマがあるということです。「大阪あそ歩」ではそんな150もの「まち」を、次から次へと味わいつくすことができます。

 「大阪あそ歩」は、発足した当初の秋、たった2つのコース、2人のガイドさんから始まりました。そのときは128名の参加者がありました。その半年後の春には25コースがつくられ、秋には68コースになり、翌年の春には105コース、秋には114コースになり、ついに3年目の春には150コースが完成しました。いまでは200名ものガイドさん、サポーターさんの大きな活動となり、2012年、発足から4年目に「観光庁長官表彰」を受賞しました。現在(2015年秋)までに累計20,000名もの人々が「大阪あそ歩」に参加されています。

 「大阪あそ歩」は、2012年春に事務局を独立させ、現在は大阪市中央区平野町に事務所を置いて、ガイドと参加者が支えあって自立した市民活動組織として運営されています。

2015年秋    一般社団法人大阪あそ歩委員会
          代表理事 茶谷幸治